何も話せない私も悪いが、対面で携帯いじって他の友達とメールするくらいなら、さっさと帰らせろい。そこは不満だ。
久しぶりに友人から誘いがあり*1、一緒に食事をした。
彼女は社会人になり毎日仕事に追われながらも楽しくやっているようだ。前々から言っているように私には全く話す話題がないため、それなりに話を聞いていたが、どんどん辛くなってきた。なんて彼女はできる人間なんだろう、素晴らしいんだろうかと。10年もの付き合いだから、彼女の人となりはわかる。人に好かれる可愛らしい性格で、話を聞いているだけでもなんだか色んな人から愛されているなあと感じる*2。私と正反対の人、彼女が月なら私は泥酔した誰かが吐き出した吐瀉物、本当そんな感じ。
そんな素晴らしい彼女が私と一緒にいるのは、なんかおかしいよなと思っていたが、今日なんとなくその理由がわかった。これは“一緒にいて楽しい”という感情によってではなく、10年という月日によって沸いて出てきた“情”によるものなのだと。
帰りに、平日に会うとなると夜になって帰りが遅くなっちゃうねという話になった。その流れで、冗談まじりに「もうしばらく会うのやめよっか」と言っていたが、正直なところ、二人の本音はこの言葉にあるのだろうと思う。少なくとも私は……。一緒にいる時間が苦痛になってしまう。
自分がしっかりしないかぎり、彼女にも他の友達にも会える気がしない。自ら縁も連絡も切ってしまいそうで怖い。
彼女がすごいと素晴らしいと思うなら、それを真似ようと良いところを吸収しようとしなければいけない。私が今やっているような、勝手に劣等感や卑屈な感情を持ち出すことはなんとも言えず醜く、そして馬鹿げていることだ。「何にもせず、それで苦しいというなんてなんと下劣で自己愛にまみれたヤツか。お前のようなヤツぁくたばれ、死ね」と言われてもおかしくないし、言われると思う。
人に会いたいのに、人に会うと苦痛なんてやだ。人には非はないのだから、私が変わらなければならない。そんなこと、わかっている。
