ぺちぺち

初めて買った万年筆がなんだったのかわかった気がする。

おそらく、ペチットワン。

お試しで買ったのだけど、ガリガリと引っ掻くような書き心地に腹が立って捨ててしまった。

今ならわかる。なぜ、書き心地が悪かったのか。

それは、その前に試し書きさせてもらった万年筆がクッソ良い品物で、その感覚を引きずったまま使ったから。

一体あの万年筆がどこの何という万年筆なのかはもう知る術もないが、ほぼほぼ確定してるのは日本製(パイロットじゃないかと推測しとる)で本当にいい物だったんだろうということ。

それと比べちゃあ流石に失礼というもの。

そりゃ書き心地も悪く感じるだろう。

……しかし、今もなお細字の書き心地には慣れず。

細かい字を書くのにはとてもいいし、欲しい。

けど書き心地が苦手、好ましくない。

買わなくていいと決着ついたはずがまた迷っている。

黒ニブの調子を整えれば問題は解決する気もするが、細字一本くらいは持っておくべきか。