済んだ

ねえ、私は私にかえるべきなのかもしれない。
私は私から離れられないのに、何言ってるのって感じでしょ。
でも、本当にそうかもなって思ったんだよね。
生きているという私じゃなくて、感覚を大事にっていう意味でさ。
証拠というか、何故そうなるのかっていうのは考え続けるよ、勿論。
でも、それと同時に自分の感覚を掬い上げることもしなくちゃなって。
どう感じるのかってのもあるけど、どう思うのかも大事かなって思ったの。
私の感覚も思考も、私にしか持ち得ないものだし。
他人が無価値と評しても、私には価値あるものなんだよね。今更って感じするけど。


やっぱりさ、定まった答えなんてないんだと思う。
それは一面でしかないって。
だからさ、私が言うこともほかの人の言うことも、例え違っていても、同じものを指していたりするんだろうって思うよ。
でも、まだ話すの怖いんだ。
話しちゃったら、自分の価値が無くなっちゃいそうで怖いんだよね。
見透かされるのも怖い。
品定めされる感じ、観察される感じ、本当怖いよ。
それにひとりになるのも怖い。
笑っちゃうよね、怖いものだらけなんだもん。
人から言わせればさ「価値を失う怖さを持つほど、価値なんてない」んだろうけど、私は私をかばおうとしちゃうんだなあ。
そんな冷めた目で見ないでよ、泣きそうだよ。