とある農民が自力で三次方程式を発見(???)して発表したが、それはもう当たり前のことで学問的にはなんの目新しいことでもなかった、みたいな話を聞く。そして、私がやろうとしていることもそれと同じことであると指摘される。たとえ自分で考えてみたとしても、それは昔どこかの誰かが提唱したことで全く発展性がない。趣味でやる分には構わないだろうが学問としては、と。
毎回話を掴めずにいた私でも、今回の例えは理解できた。そして、ああそうかもしれないと思った。私は無意味なことをしているし、それに他人を巻き込むことはできない。
学問という言葉を口にするとすごく後ろめたい気持ちになる。「オマエが言うな」みたいな。んなことわかってるもん。



一番話すべきことを説明するとき、細かい横道が出てきて話が逸れることが多いという話をしたら、
「本筋を説明する度に細かいところで躓くのはよくない。細かいところを潰してから本筋を説明するべきだ」
と言われた。なるほどと思うのだけど、思うのだけど、それができない。あれは色んなものが合わさって混ざってアるものだ。色んなものもそれぞれ繋がっていたり、また違うものが合わさってできている。あれを話すまでに至らないまま終わってしまう気がする。それに、思考は動くものだ。