命がけで0に全部をかけられたなら

ボケェっとしてたら、急に思った。ああ、ぱすかるって死んじゃったんだ、と。
昨日今日で死んだ人でもなし、急にそんなことなんで思ったのかよくわからないけど、でも、ああ死んじゃったんだなあと思った。私はパンセ(しかも上巻)しか読んでないし、ぱすかるの言いたいことを理解できていないから変なことは言えないけれど、神とか真理について考え抜いた人なのに、あっけなく死んじゃうんだね。そりゃ凄い人間もただの人間っちゃあ人間なんだから当たり前なんだけど、なんていうか、すごく、あれだと思う。虚しいというと違う、意味がないというのも違う、でもなんというか、やっぱり虚しいのかなあ。なんかあまりいい気はしないのは確か。こういう感じはなんというんだろう。語彙が少ないと悲しいねえ。
199を思い出した。
性質を剥ぎ取ろうとする性質、自我を掴もうとする自我のような、どこか内へ内へと働きかける*1動きに似ているように思う。ここで考えるということ自体が。もう、ここにいるということでそういう動きしかできない状態に陥ってるんだろう。内的見方で生きようが外的見方を基盤にしようが、所詮は同じこと。絶対死ぬし、全てを一つにまとめる答えも掴めない。そして箱庭から出ることもできない。抗うことも、抗いにならない。
しかし、それでもうっちゃったらダメだ。なんかよろしくない。ゴミクズのような頭でも、考えたっていいでしょ……。なんだかなあ、なんだかなあ!

*1:でも内側には到達せずに外側に居続ける…。動いている(または動いているように見える)けどちっとも進んでいない。ちょっと違うけど、メビウスの輪