居座る獅子

右手と左手。合わせてもわからん。合わせるとわからないのかもしれないと思い、手の甲同士をくっつけてみる。言いたいことがわかる気がする。
平だと両方に積極性を感じるから分かりにくかったんだと思う。甲に積極性はないもんね*1。この積極性も動きだよ。
身体が怖いと感じる。儚すぎるし、身体にある私って、身体にある自我って。


犬、ほえる。「感覚とは何か! 感覚は何処か!」
完全にわからなくなったとき、それはアレが完全に無くなったということではない。私が完全に呑み込まれたというだけのことなのだ*2。宗教臭さがとれぬ、他人の意見を肯定できる余裕がない*3。足枷だけか。

*1:平ほどの。

*2:完全なる同化? 同化のひとつ。もともと同化しているということも含めると、同化に層ができる。

*3:わたしの余裕。アレは肯定してる。もっというなら、何もしてない。