食欲満たして、暖を取り、明るい場所で、音を聞け

「夏と冬、どっちが好き?」という質問に対しての返答に困る。なぜなら、その時の気温とか体調とか気分とか諸々が合わさって、どちらかを選ぶから。このようにコロコロと変わるものがある一方で、変わらないものがある。それは寒いと死にたくなるという主張。
暑くて死にそうになることはあれど、暑いからといって死にたくはならない。しかし、寒いと死にたくなる。不思議。
この場合の「死にたくなる気持ち」は、何か失敗をしでかしたり嫌なことがあったり、絶望したときなどに感じるそれとは違う。これらからくる「死にたくなる気持ち」は精神的なものから来るが、寒さは肉体的なもの*1からくる。前者は精神に近い意味での意識を遮断してしまいたいと願うが、後者は肉体に近い意味合いの意識を遮断してしまいたいと願う。これって違うものなのだよ。
寒いと死にたくなる、という主張に賛同してくれる人がいない。おかしいなあ。

*1:感覚(五感)的なもの