怯まず応えろ

7月に万年筆(黒ニブ)を買ったとき、もうこれ以上本数を増やすことはないと思っていた。

見た目も書き味も満足なこの万年筆を大切に使っていこうと考えていた。

だがしかし、今回、増えた。友達のご厚意で一本増えたのです。

本当ありがたいことです、本当に。(ありがとうございます)

 

今回は7月に購入したところとは別のお店に行ってきた。

それがまたとても素晴らしいところで、店員さんもとても親切丁寧に色んなことを教えてくれた。本当楽しかった。

予約を取って滞在時間45分の予定が、悩んで試筆して悩んで悩んで二時間近く居座っていた。途中で他のお客さんが入ってきた時点で時間が切れていることわかりそうなものだけど、選んでいるときはもうそれどころじゃなくて時間のことなんて失念も失念。

体感時間は一時間くらいだったなと思う。そんなに長居してないだろうと。

全然そんなことありゃあせんでした。(ごめんなさい)

そして今回購入した万年筆は王道も王道の、大物!

正直不相応というか不釣り合いなほど立派な万年筆。

最初はそれの姉妹品?を手に取っていたのだけど、もしできるのなら記念に一度だけ試筆してみたいという好奇心で手に取ったら魅了されてしまった。

結構大柄とは聞いていたが、あまり気にならず。

確かに太さはあるが握りやすい。長さも邪魔に感じない。

重さも全然大丈夫。

太さはMでインクフローは良好。

スルスル、というかこれがよく聞くヌラヌラなのかと感激。

吸入式が不安でコンバーター式の姉妹品と迷っていたが、店員さんのアドバイスに背中を押されて今回こちらを選んだ。

 

私は「人が物を選んで買うのではなく、物が人を選んで買わせる」という考え方が好きなのだけど、今回この万年筆に選ばれて思った。

人気のあるものっていうのは度量が大きいのだなと。

私のような万年筆初心者をも受け止めるほどの大きな度量を、この万年筆は持っているのだと!

今回いただいたものを含めた手元にある三本が自分を支えてくれるように思えて頼もしい。

頑張る。