• 中学の教室。授業開始の日。
    席に着いていると、先生がやってきた。
    理科担当で若い男性だった。新任の先生らしい。
    黒縁眼鏡に上下黒いジャージ。
    授業が始まりしばらくすると、いきなり先生が大声で怒鳴り始めた。「おまえら、俺のこと馬鹿にしてんだろォ!」
    生徒は皆黙りこくり、ひたすら先生が怒鳴り散らす。ものを投げたり生徒に掴みかからんとする勢いで怒鳴りちらす。
    とても怖くなり、右斜め後ろにいた友人の手を取り「怖い」と呟いた。
  • バスの中。遠足か何かか。
    中学のときの知り合いが、私を宥める。「もういい加減、許してよ」
    私はその言葉に腹が立ち「許すかどうかはお前が決めることじゃない。それは私が決めることだ。お前がどうのこうの言うことではない!」と怒鳴る。