語れ、放て

小学校か中学校の体育館で、詩を作るサークルが発表をしている。観客はまばらで、中には寝ている人もいた。司会者は寝ている人たちに対して、発表者に失礼にあたるので出て行って下さいと言い放ち、スーツを着た男性達がそれらの人たちを外へ運び出していった*1
私は何故かステージの上にいる。サークルのメンバーではないが、飛び入り参加して詩の発表をすることに急遽なったのである。ステージの上には前に司会者、後ろに私と詩のサークルメンバー2人が立っていた。私の順番は2番目で、1番目の人の発表をそわそわしながら聞いていた。その人の詩は空(か海)に関するものであった。
遂に自分の番が回ってきたが、当たり前だがいくら考えても詩は出てこない。そこで一旦自分の姿がすっぽり隠れる程の幕が下りてきた。サークルのリーダー*2と他1人がやって来て、心に浮かんだことを口にしてみてと言う。後ろでそれをリーダーが詩としてまとめ上げて原稿を作ってあげるから、と。しかし焦ってしまい中々上手く何かを言えない。そこでサークルの人が「あなたは津波(波? 荒波?)のイメージがする」と言い、海に関することで何か言おうかと考えたその時、何かを思い出した。それはまた違うサークルに飛び入り参加して、グライダーに乗ったことだった。リーダーにそれを伝えようとするも、一緒にいたサークルの人がいなくなってしまい戸惑って言えなくなってしまう。
舞台裏から走ってコンビニへ向かっていた。コンビニに着くと、そこには私の友達や友人、何故か大学教授がそれぞれ買い物をしていた。教授が気に掛かるのだが、相手は全くこちらに興味がないらしく見向きもしない。その無表情で商品を物色している姿を見て、もうステージに戻らなくてはと決意する。友達らにもう行かなくちゃいけないと一言告げると、剃刀で水を僅かに掬い口に入れ、その剃刀を握りしめ体育館へ走り出した。
体育館に着き、舞台袖までの裏道(?)を走っていると、剃刀で左頬を切ってしまった。それでも走り舞台に着くと、発表はもう終わってしまっていた。関係者に聞いてみると、時間が来てしまったので終わってしまったという。また二日目があるから大丈夫だよと励まされた。
体育館でサークルの人達と一緒に布団を敷き、横になっていた。すると兄*3が現われ、私の失態を色々な人に頭を下げ謝っていた。私は申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちで、隣の人に「こういうのって何か恥ずかしいね」と言った。

*1:そこに何故か高校の時の先生が混じっていた。理科系統のラクダに似た、あの先生。

*2:部だったら部長だけど、サークルはなんていうんだろう。

*3:架空のひと。