「ハート泥棒の唄」が耳から離れない

時効警察シリーズは全く観たことなかったのだけど、今回観始めたら面白くて毎週かかさずに観てしまった。

面白かった、「時効警察はじめました」。

 

最後に霧山が軽く抱き寄せ*1「未来でまた会おう」と三日月に言って終わるが、最初観た時になんだか三日月が可哀そうだなあと思ってしまった。

また何年も返事を待たされるんかい、と。

ただ何回も観直してるうちにちょっと感じ方が変わってきた。

霧山と彩雲の会話の中でこういうのがあった。

彩雲「気持ちってパタッとなる瞬間があると思いません?」 

霧山「パタッ?」

彩雲「その人のことを何となくいいなって思ってて、でも好きになるにはパタッとなる何かが必要なんですよ。」

 この会話の後、彩雲の霧山への気持ちが好きって方向にパタッとなったように描かれてたけど、このパタッて実は霧山にも起こったのではないかと。

見送りに来た三日月が「コーヒー淹れろ、オイ」と泣きながら連呼していた時、霧山に自覚があるかどうかわからないが、三日月に気持ちがパタッとなったのではないか。

だから、三日月がアメリカに行くのか尋ねてもいつ帰ってくるのか尋ねても「未来のことだからわからない」と言っていた霧山が「未来でまた会おう」と口にした。

また返事を延ばされた感はあるけど、それはただ返事を延ばされたのでなく、その先にちゃんと終着点があるような感じ。

しかも明るい。

明るい未来。

アカルイミライ

失くした歌は心にあったか?

*1:抱き寄せたと言えるのか微妙だけど。