味覚フル

どこかの居酒屋でイカの串焼きを家族で食べている。そこの店長と私たちは結構仲が良く、店長がオススメする団子屋を教えてもらい早速行ってみた。
普通の日本家屋の玄関をあけると、おばあさんが笑顔で出迎えてくれ、きなこ餅を振る舞ってくれた。その団子の美味しいの美味しくないのって、すごく美味しい*1。甘すぎないアンコ、とろけるように柔らかい餅、主張しすぎないきなこ。とにもかくにも美味しい。気がつくと部屋は屋外に変わっていて、どこかの中学のグラウンドに立っていた。校舎から出てくる女子中学生たちは、「団子よりも洋菓子の方が良いよね」と、あのすんばらしいお団子を嘲笑しながら下校していく。私は「何!? あんなに美味しいのに、なんということを言う人たちなんだ」と両親と呟きながら、校庭の中心にあるちゃぶ台に向かって歩いていく。歩いている途中で、グラウンドの土がきなこの色と酷似していると思い、少し土を掘ってなめてみた。するとどうだろう、まさしくきなこ。「ねえ、この土、きなこの味がするよ! さっきのお団子のきなこはこの土なんだよ!」と興奮気味に両親に話しかけるが、無視される。

*1:夢だからか味は薄かったけど。