無性に鶏の唐揚げが食べたい

愚問愚答
「異質と同質と安定って何かしらの関係があると思う」
「同質と安定がつながっている?」
「多分。でも、同質なんてありはしない」
「全て違うもの同士?」
「そう」
「でも種類、層での同質はありえるんじゃないの?」
「考え方による。ありえると考える場合は、個としての同質が存在しないということで、他の大小様々な流れ(枠組み)によってはありえると言える。例えて言うなら、『私とあなたは違う人間であるが、人間という種類で同じである』ということ。ありえないという場合、それらを打ち消すほどに個というものの異質性が強く出ると考える」
「打ち消すほどに、ということは、ありえないと考える場合も前者の同質を受け入れるということ?」
「そこもまた二つの道に分かれる」
「全く同質のものがない、というのは少し抵抗があるんだけど。何かしらの流れに呑まれている以上、その流れに呑まれているということも一つの同質だと考えられるんじゃないかね」
「確かにそうとも言えるのだが、個として存在し、他との融合ができないということの異質性、それの影響*1は、そのほかの同質性をすっ飛ばすほどの存在を持っていると思う。抵抗があるのは、先にも挙げた人間の例みたいなものが自分の周り*2にあるからでは」
「……同じことを言うけど、同質性をすっ飛ばすってことはやっぱり同質性を受け入れてからの話だよね。それを全く受け入れない場合はどうなるの」
「全く受け入れない場合、あることはあるが、正直少し考えにくい面もある。その場合は、一つの個の中に性質を押し込めているような感じ。個という殻があるから、それらの同質性は同質にはなりえない」
「違いがわからないんだけど」
「ほんの少しの違い。前者は互いの性質を比較させることが可能、後者はそれが不可能。前者はたゆたう水の中にある玉、後者は殻、そんなイメージ」
「可能・不可能、少しひっかかる表現ですねえ。どちらかというと『するか・しないか』という表現の方があっているように思うんだけれども」
「ああ、それはまたオモシロイ」
「腹も白けりゃ尾も白い」

*1:もっと適切な言葉を…

*2:生活する上で、生きている上で