複数ある理由のひとつ

地味だ、色気がない、ナンダカンダと言われて凹む。本当のことは破壊力が凄まじいのだ。
結構前のこと。どっかの地下鉄の駅で降りた。そして地上に出るためにエスカレーターに乗ったときに、男性を見た。自分の前にいた人だったし、私は目が悪いからよく見えなかったが、雰囲気もちらっと見えた顔も髪型もかっこよろしい人だった。その人は濃すぎないピンクのポロシャツとジーンズを穿いて、携帯をずっといじっていた。そこでふと思った。「イケメンは何着てもかっこいいなあ」と。そしてこうも思った。「綺麗・可愛い女性ってみんな着飾っていて、ラフな格好している人って見かけないな」と。というか、女性って綺麗だろうがそうじゃなかろうが、みんなみんな着飾っている。
私はそれをとても羨ましく思うし、面倒だとも思う。あのときに見かけた男性がとても羨ましい。女性はお洒落をしなきゃね! って感じがなんか苦しい。それは着飾ることを羨ましいと感じる部分もあるから感じることなんだろうが。
あと、もっと内面を豊かにしたい、性格良くしたい、と思う。


苦しい苦しい。劣等感。自分で自分を認めるって難しい。誰かに認めて貰うのも難しい。誰にも認められずとも、自分が認めることができたなら、淡々とトントンと生きていける気がする。他人から認められることは自信に繋がるが、自分が自分を認めてあげなきゃ、それさえ無駄にしてしまう。これも、豆腐の話だね。